家計簿をつけよう!と思った時に気をつけるポイントは?

2020/11/28 土曜日

家計簿

年のはじめや年度はじめから家計簿をつけ始める場合も多いと思います。ただ、はじめのうちは順調につけていても「そろそろ面倒くさくなってきた‥‥」となり、途中で挫折してしまうというお話もよく聞きます。

そこで今回は、家計簿を付け始める時のポイントや注意点、長く続けるためのコツなどをお伝えします。

家計簿をつける目的は何か?

家計簿にはおもに1月始まりと4月始まりのものがあります。お子さんがいる場合やお勤めの場合には4月始まりのほうがわかりやすいですが、ご自身が管理しやすければどちらでも構わないと思います。

また、手書きで記入していくタイプやパソコン・スマートフォン等で管理するものもあります。こちらも、ご自身が長く続けていけそうな方法で始めたほうが良いです。まずは「始めてみる」ことが大切となります。

また始める時には、どのような目的で家計簿をつけるのかを考えたほうが良いと思います。

目的には「どんな支出があるかを確認する」「家計の収支を改善する」「毎月貯蓄できる金額を把握する」などがありますが、「家計簿をつける」ことが目的にならないように、目的や目標を決めて始めることが大切です。

項目の数はどれくらいがいいのか?

家計

家計の支出には様々な項目がありますが、はじめは項目があまり多くない家計簿を選んだほうが長続きすると思います。書店やサイトなどで色々な家計簿を見かけますが、支出の項目が数十種類に細かく分けられているものもあります。

あまり項目を細かく分け過ぎてしまうと、「この出費はどの項目に入れたら良いのだろう?」など、先に進まなくなってしまうこともあります。

こうなってしまうと「家計簿をつける」ことが目的になってしまい、途中でやめてしまうことにもなりますので、はじめのうちは少ない項目で支出の管理をして、慣れてきたら徐々に項目を増やしていったほうが良いと思います。

長く続けるためのコツは?

家計簿

あまり細かく支出を管理すると長続きしない場合がありますので、支出の項目として一例を挙げると、

はじめのうちは「食費・光熱費・日用品・通信費・教育費・住宅費・保険料・ローン・お小遣い・娯楽費・雑費/その他支出」くらいで良いのではないでしょうか。

その他にご家庭で毎月継続的にかかっている支出があれば項目を追加する、それぞれの項目についてもう少し細かくしていくなど、ご自身が管理しやすい内容でまとめていけば良いと思います。

家計簿をつけていくと、毎月決まって出ていく「固定支出」のうち、どの項目の支出がどれくらいかかっているか、また多いのか少ないのかが見えてきます。

その後に、支出が多い項目の見直しができないかなど、改善できるところがあるかをチェックしていきます。この作業を何回か繰り返していくうちに、少しずつ支出の管理ができてくるようになります。

ちなみに家計簿をつけていくと、何に使ったのかわからない「使途不明金」が出てくることがあります。

例えば1ヶ月の収入が50万円で支出が40万円だとすると、手元には10万円残る計算になりますが実際には5万円しか残っていないケースで、5万円が使途不明金になります。

使途不明金が5万円もあっては問題ですが(ヘソクリをする場合は別ですが)、千円・百円単位であればあまり気にせず、この金額を徐々に少なくするよう、毎月気をつけていけば良いと思います。

さらに十円・一円単位で「金額が合わない!」とストレスを溜めるよりも、まずはそれぞれの支出について千円・百円単位で把握していったほうが長続きするかもしれません。

最後に、繰り返しになりますが、家計簿はつけることそのものが目的ではなく、毎月の支出の管理・把握をすることが大きな目的の一つとなります。まずはご自身が管理しやすい方法ではじめて、長い期間継続していくことをおすすめします。