2009年11月28日配信「子どものための積立金を取り戻せ!」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2009.11.28━
【ライフプラン情報版】11月28日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★
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■今回は、教育資金の積立について、実際に行った相談事例をお届けします。

 このまま続けていれば将来490万円が受け取れるけど、
 払込総額に対しての受取金額が約137万円のマイナスになってしまう‥‥。
 (約627万円払って490万円が戻ってくる、という現状です)

 そんな現状・積立方法を見直して、
 少なくても603万円は受け取ることができ、
 払込総額に対しての受取金額をプラスに取り戻した事例です。

 積立プランの見直しをすることによって、加入中のプランよりも
 多くの資金準備ができるようになったケースです!

 学資目的に限らず、「これから積立をしようかなぁ」という場合にも
 活用できるかもしれませんね。
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「子どものための積立金を取り戻せ!」
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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。
先日、以前にご相談を受けた方からメールが届きました。
メールの内容はコチラ

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「子供が産まれてからすぐに学資目的の積立を始めたのですが、
 加入している会社の商品は利率があまり良くないと聞きました。

 最近は払った以上に戻ってくるものが出ているということなのですが、
 実際のところどうなのでしょうか?

 現在のものを続けるのが良いか、新しいものに契約し直したほうが良いのか迷っています。」
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という内容でした。
学資目的の積立は、高校・大学入学のための一時金(入学金など)を
貯めている人が多いですね。
産まれてからすぐ始めると15年(中3)~18年(高3)といったところです。

最近は「私立の中高一貫の学校に通わせたい!」というご家庭も増えているので、
その場合は長くても12年(小6)になりますね。

相談の時には、

「入学時の初年度にかかる一時金など、まとまった金額は積み立てたお金でカバーし、
 毎月かかる学校の費用・習い事のお金はお給料でカバーするのが理想的ですよ」

とお話をします。

毎月の教育費のために積み立てたお金を取り崩しては、目標の時期に「お金が足りない!」
なんて事になってしまいますから。

話を戻しましょう。どんな事でもまずは現状確認です。
現在どのような積立をしているのか、具体的には、

 

「月々いくら払っていて」

「総額いくら払うことになって」

「総額いくら受け取ることができるのか」

 

この3つは必ず確認をします。

このご家庭は7歳と3歳のお子さんがいらっしゃいます。
それぞれ産まれてから間もなく積立を開始したということなので、
それぞれの内容を確認しましょう。

※百円以下の金額は四捨五入してお話しますので、
 文中に出てくる金額に誤差が出てくることもありますので
 その点だけご了承くださいね。


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【第一子(7歳)】

加入年:平成15年
積立金額:月額約14,500円
積立期間:18年
満期金:250万円

【第二子(3歳)】

加入年:平成18年
積立金額:月額約15,500円
積立期間:17年
満期金:240万円
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では次に、それぞれ総額いくら払って、いくら受け取れるのか
計算してみましょう。


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【第一子(7歳)】

積立金額:
月額約14,500(円)×12(ヶ月)×18(年)=約312万円
(実際の積立金額に近い数字です)

受取総額:250万円

【第二子(3歳)】

積立金額:
月額約15,500(円)×12(ヶ月)×17(年)=約315万円
(実際の積立金額に近い数字です)

受取総額:240万円
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‥‥‥‥‥。

このまま続けると、合わせて約137万円のマイナスとなってしまいます(泣)

理由は、そもそもの払った金額に対しての戻り率が良くないことに加えて、
お子さんが亡くなった時などの「保障」がついているためです。

この2つの積立をやめて、新しいものに切り替えたいということでしたので、
次に、今まででいくら払って、今やめたらいくらお金が戻ってくるかを調べました。


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【第一子(7歳)】

今までの払込総額:約115万円
今やめた場合の返戻金:約104万円
マイナス約11万円

【第二子(3歳)】

今までの払込総額:約58万円
今やめた場合の返戻金:約28万円
マイナス30万円
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このまま満期まで積立を続けた場合にも損をしてしまうので、
今時点での返戻金と、月々の積立金を活用して、
これまでのマイナスを少しでも取り戻す方法
(できればプラスになる方法)を考えてみました。

 

その方のご要望もあり、選択した商品は、

・払った金額に対しての受取額が確定しているもの、

・一定期間積立を続ければ、その後は積み立てた金額以上にお金が戻ってくるもの

を選択しました。

 

いわゆる「学資保険」と呼ばれているもので、
払った以上に戻ってくる商品はいくつかありますが、

戻りが良い商品を見ると返戻率はおおよそ105~110%程度ですかね。
(払込期間や払込方法によって変わります。)

中には総額207万円払って、満期金が200万円(!)という、
意味がよくわからない商品も見たことがあります。

もし加入しているものがあれば、
一度内容を確認してみてくださいね。

では、どのように見直しをしたのかご紹介しましょう。


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【第一子(7歳)】
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・目標の期間を11年後の高校3年生の今頃(11月頃)に設定しました。

 

1.一時金の活用について

やめた場合の返戻金に約7万円をプラスした、約111万円を一時金として支払います。

5年間は払った以上に戻ってこないのですが、
5年経過後は、いつでも払った以上に戻ってきます。

ご長女が今から11年後、高校3年生の今頃に解約をした場合は
約122万円と、約11万円増えて戻ってきます。

メリットとしては、

いわゆる「学資保険」と呼ばれているものは満期があり、
決まった時期にお金を受け取ることができますが、

この商品は、「満期」という考え方は無く、
5年経過後であればいつ解約しても払った以上に戻ってきます。

例えば、高校入学時にお金が必要になった場合には早めに解約もできますし、

大学入学時に、現預金等でお金が準備できていた場合、
解約せずにそのままおいておけば、返戻金は年々増えていきます。
その後まとまったお金が必要になった時に解約すればよいのです。

5年以内に解約をした場合には払った以上に戻ってこないデメリットはありますが
(年数に違いはありますがこれは学資保険も同様です)、
学資保険には無い上記のようなメリットがありますので、
学資目的として活用できる商品です。

 

2.月々の積立金について

現在、毎月約15,000円を積み立てていらっしゃるので、
その金額にあわせてプランを考えてみました。

こちらでは今から10年間、ご長女様が高校2年生の10月まで積立をしていきます。

1年間据え置いて11年後に解約をした場合、
払込総額約183万円に対して190万円が戻ってきます。

こちらも10年以内に解約をした場合には払った以上に戻ってこないデメリットはありますが
大学入学時に、現預金等でお金が準備できていた場合、
解約せずにそのままおいておけば、返戻金は年々増えていきます。

現状のまま積立を続けていれば、
62万円のマイナスとなってしまいましたが、

見直しをすることによって、払込総額に対しての受取総額は
プラスマイナスほぼゼロになりました。


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【第ニ子(3歳)】
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・目標の期間を15年後の高校3年生の今頃に設定しました。

第一子の場合は、一時金と月々の積立金を別々の商品で考えましたが、
第二子の場合は同じ商品で一時金+積立というかたちをとりました。

 

まずは、やめた場合の返戻金とほぼ同額の約30万円を
一時金として支払います。

次に月々の積立金ですが、積立が始まるのは2年を経過してからになります。
2年経過後から年間約15万円を13回支払います。

こちらは15年間は積立を続けなければならないのですが、
15年経過したあとに解約をすれば、払った以上に戻ってきます。

15年間で総額約225万円を支払うことになりますが、
15年後の高校3年生の今頃に解約した場合には約256万円と、
約31万円増えて戻ってきます。

こちらも現預金等でお金が準備できていた場合、
解約せずにそのままおいておけば、返戻金は年々増えていきます。

なお、こちらの商品は一時金を支払った後に2年間は支払いがありません。
今積立をしている約15,000円は2年間で約36万円貯まりますので、
その時に改めて別の商品を検討しましょうと提案をしました。

以上が現在の積立商品からの見直し案です。

 

効果としては、それぞれ18歳の時点で考えると、
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現状のまま続けると、2人分合計で約490万円が貯まりますが、
払った金額に対して戻ってくる金額が約137万円のマイナスとなってしまいます。


見直し後は、2人分合計で約603万円が貯まり、
払った金額に対して戻ってくる金額を、現在のマイナス約41万円から
ほぼプラスマイナスゼロにすることができました。
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今回は、一定期間経過後は受取額が払込総額を上回り、
その受取額が決まっている商品を選択しましたが、

リスクをとれるという場合には、
もう少し大きなリターンが期待できるかもしれません。

 

「積立をしているから安心」

ではなく、

「いくら払っていくら受け取れるのか」

ということを考えてから始めることが大切ですね。

 

もし、

「ウチの場合はどうすればいいんだ‥‥」

「少しでもおトクな積立をしたい」

という場合にはご相談くださいね。
現状を確認したうえで最善の方法を考えます。

 

次回以降も、実際の相談事例など、ライフプランに役立つ情報を
お届けする予定です。

ではまた次回!

 

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