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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
*E-MAIL:info@sawada-fp.com
*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

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固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

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「こんな考え方もできるんですよ」
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~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

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が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
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【住宅(ローン)編その2】」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

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「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

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変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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ではまた次回!

 

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 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

★住宅購入。ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
*E-MAIL:info@sawada-fp.com
*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

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さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
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・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
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【住宅(ローン)編その2】」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

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・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

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契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

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当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
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このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
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「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

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ではまた次回!

 

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*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
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試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

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ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
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教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

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このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

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ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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トップページ > 2010/4

2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
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でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
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途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
*E-MAIL:info@sawada-fp.com
*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
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といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

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といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

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「こんな考え方もできるんですよ」
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以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
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どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

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が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
*E-MAIL:info@sawada-fp.com
*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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【住宅(ローン)編その2】」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
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大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

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 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
*E-MAIL:info@sawada-fp.com
*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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トップページ > 2010/4

2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
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各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

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ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

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家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

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このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
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購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
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*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
*E-MAIL:info@sawada-fp.com
*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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【住宅(ローン)編その2】」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
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固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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「こんな考え方もできるんですよ」
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~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

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最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

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ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

★住宅購入。ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

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と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
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「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

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このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

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購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
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もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ご家庭に合った購入計画を作成します。

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

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「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

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固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
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どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

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「こんな考え方もできるんですよ」
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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
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現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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トップページ > 2010/4

2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

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今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
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金利が低いままならラッキー、
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でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
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途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
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固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

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「こんな考え方もできるんですよ」
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~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

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金利が上がった場合はアウト、

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「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

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にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
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ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
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この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
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「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
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最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

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例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
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固定金利は、
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と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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ではまた次回!

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【住宅(ローン)編その2】」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
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金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

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ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
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どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
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35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

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当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
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変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
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金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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ではまた次回!

 

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*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
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ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
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試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
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相談時には、
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各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

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教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

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今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
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住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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トップページ > 2010/4

2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

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変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
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でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
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途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
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 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
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固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
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どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
*E-MAIL:info@sawada-fp.com
*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
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最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

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「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

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 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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トップページ > 2010/4

2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

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住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
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でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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【住宅(ローン)編その2】」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

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と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
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「こんな考え方もできるんですよ」
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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
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しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

★住宅購入。ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
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「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
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購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

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「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

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固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
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どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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「こんな考え方もできるんですよ」
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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
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相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
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各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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  →【 info@sawada-fp.com

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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トップページ > 2010/4

2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

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住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
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固定がいい、変動がいい、ということではなく、
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

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以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
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どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

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が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

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「こんな考え方もできるんですよ」
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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
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「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

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にも返済してける金額

 

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今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
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をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

★住宅購入。ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
*E-MAIL:info@sawada-fp.com
*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
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ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
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試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
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最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

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ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

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住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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ではまた次回!

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【住宅(ローン)編その2】」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
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「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
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・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
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「こんな借り方をしてはいけません」

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ではまた次回!

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~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
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どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
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ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
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その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
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変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
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金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

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ではまた次回!

 

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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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「こんな考え方もできるんですよ」
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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
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試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

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ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
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教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

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ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ご家庭に合った購入計画を作成します。

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
*E-MAIL:info@sawada-fp.com
*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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トップページ > 2010/4

2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
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でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
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途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

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~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

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「こんな考え方もできるんですよ」
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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
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幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
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最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

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「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

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 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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トップページ > 2010/4

2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
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もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
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でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
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途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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【住宅(ローン)編その2】」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

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と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
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~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
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どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

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が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

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さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
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最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

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ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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https://i-magazine.jp/bm/p/f/tf.php?id=fpeye
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

★住宅購入。ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
*E-MAIL:info@sawada-fp.com
*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
——————————————————————————————————
■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
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試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
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・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ご家庭に合った購入計画を作成します。

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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ではまた次回!

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【住宅(ローン)編その2】」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

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各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

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の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
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このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

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住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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トップページ > 2010/4

2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
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でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
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途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
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次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
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といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
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ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
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以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

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どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
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ご主人の収入は月によって変わるらしく、
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35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

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さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

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「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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にも返済してける金額

 

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今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
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をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

★住宅購入。ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
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ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
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最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

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もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

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住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
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固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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【住宅(ローン)編その2】」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
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・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
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ではまた次回!

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~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
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どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
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とお話をしたのですが、

 

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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
*E-MAIL:info@sawada-fp.com
*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

★住宅購入。ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
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試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
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ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

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家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

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このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
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購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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トップページ > 2010/4

2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
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とお話をしたのですが、

 

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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
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途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
*E-MAIL:info@sawada-fp.com
*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
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最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

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ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

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現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

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家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

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このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

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 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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トップページ > 2010/4

2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

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ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

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今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
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でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
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途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

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固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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【住宅(ローン)編その2】」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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 ご家庭に合った購入計画を作成します。

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

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~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
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どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
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ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

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が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
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試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

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最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
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変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

★住宅購入。ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
*E-MAIL:info@sawada-fp.com
*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
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試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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【住宅(ローン)編その2】」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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 ご家庭に合った購入計画を作成します。

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

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当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

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ではまた次回!

 

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
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試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
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・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

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ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
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ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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トップページ > 2010/4

2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

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とお話をしたのですが、

 

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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

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変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
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と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
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といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
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といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

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以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

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どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
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ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

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が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

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  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
*E-MAIL:info@sawada-fp.com
*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

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相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

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 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
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住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
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固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
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と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
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でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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【住宅(ローン)編その2】」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
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~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
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どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

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試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

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最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

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ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

★住宅購入。ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
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試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

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今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
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購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

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固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
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以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

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 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
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【住宅(ローン)編その1】」

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
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各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

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家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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トップページ > 2010/4

2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

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ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

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今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
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金利が低いままならラッキー、
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でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
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途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
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固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

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「こんな考え方もできるんですよ」
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~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

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金利が上がった場合はアウト、

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「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

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にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
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ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
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この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
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「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
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最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

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例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
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固定金利は、
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と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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ではまた次回!

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【住宅(ローン)編その2】」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
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金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

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ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
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どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
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35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

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当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
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変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
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金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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ではまた次回!

 

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*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
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ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
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試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
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相談時には、
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各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

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教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

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今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
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住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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トップページ > 2010/4

2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

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変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
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でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
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途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
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 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
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固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
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どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
*E-MAIL:info@sawada-fp.com
*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
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最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

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「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

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 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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トップページ > 2010/4

2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

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住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
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でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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【住宅(ローン)編その2】」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

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と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
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「こんな考え方もできるんですよ」
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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
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しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

★住宅購入。ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
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「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
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購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

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「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

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固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
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どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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「こんな考え方もできるんですよ」
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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
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相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
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各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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  →【 info@sawada-fp.com

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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トップページ > 2010/4

2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

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住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
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固定がいい、変動がいい、ということではなく、
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

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以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
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どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

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が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

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「こんな考え方もできるんですよ」
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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
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「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

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にも返済してける金額

 

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今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
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をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

★住宅購入。ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
*E-MAIL:info@sawada-fp.com
*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
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ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
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試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
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最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

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ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

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住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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ではまた次回!

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【住宅(ローン)編その2】」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
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「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
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・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
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「こんな借り方をしてはいけません」

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ではまた次回!

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~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
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どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
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ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
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その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
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変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
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金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

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ではまた次回!

 

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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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「こんな考え方もできるんですよ」
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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
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試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

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ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
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教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

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ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ご家庭に合った購入計画を作成します。

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
*E-MAIL:info@sawada-fp.com
*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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トップページ > 2010/4

2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
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でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
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途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

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~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

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「こんな考え方もできるんですよ」
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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
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幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
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最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

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「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

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 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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トップページ > 2010/4

2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
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もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
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でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
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途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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【住宅(ローン)編その2】」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

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と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
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~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
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どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

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が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

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さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
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最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

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ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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https://i-magazine.jp/bm/p/f/tf.php?id=fpeye
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

★住宅購入。ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
*E-MAIL:info@sawada-fp.com
*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
——————————————————————————————————
■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
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試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
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・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ご家庭に合った購入計画を作成します。

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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ではまた次回!

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【住宅(ローン)編その2】」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

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各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

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の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
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このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

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住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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トップページ > 2010/4

2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
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でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
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途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
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次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
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といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
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ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
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以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

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どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
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ご主人の収入は月によって変わるらしく、
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35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

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さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

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「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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にも返済してける金額

 

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今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
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をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

★住宅購入。ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
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ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
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最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

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もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

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住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
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固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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【住宅(ローン)編その2】」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
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・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
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ではまた次回!

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~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
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どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
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とお話をしたのですが、

 

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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
*E-MAIL:info@sawada-fp.com
*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

★住宅購入。ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
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試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
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ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

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家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

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このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
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購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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トップページ > 2010/4

2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
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とお話をしたのですが、

 

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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
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途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
*E-MAIL:info@sawada-fp.com
*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
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最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

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ではまた次回!

 

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現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

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現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

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家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

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このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

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 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

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 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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トップページ > 2010/4

2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

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ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

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今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
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でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
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途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

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固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
★生命保険・住宅ローン・教育費・資産形成・公的制度など、
 これからの暮らしに役立つ「知っていれば少しおトク」な情報をお届けします★

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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

 

★住宅購入・ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

 

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

 

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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【住宅(ローン)編その2】」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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 ご家庭に合った購入計画を作成します。

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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

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~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
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どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
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ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

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が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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*ご友人・社内・取引先などへの転送はご自由にどうぞ。
 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年3月31日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その1】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
【ライフプラン情報版】4月20日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
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試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
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と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

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最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
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変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.3.31━
【ライフプラン情報版】3月31日号
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」

——————————————————————————————————

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

「じゃあウチの場合はどれくらい金利が上がるリスクをとれるの?」

と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があると思います。

次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

といったお話をしていきたいと思います。

ではまた次回!

★ご質問・ご感想・ご意見のある場合はこちらまで
  メルマガ内で回答させていただきます!

  →【 info@sawada-fp.com

★ライフプラン相談はこちらから
 1回の面談で現状確認・改善策の提案まで作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/lifeplan.html

★住宅購入。ローン相談はこちらから
 借入額や返済プランを試算し、購入後の家計の推移をシミュレーションした上で、
 ご家庭に合った購入計画を作成します。

  →【 http://www.sawada-fp.com/menu/housing-loan.html

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*ファイナンシャルプランナー事務所 FP EYE
*発行人:FP EYE 代表 澤田朗
*FP EYE 公式サイト:http://www.sawada-fp.com/
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 ただし、無断転載は厳禁です。出所を必ず明記してください。
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■記事中でご紹介している内容に関してのトラブル等について
 当方では一切責任を負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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2010年4月20日配信「家計の管理は支出の管理から
【住宅(ローン)編その2】」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2010.4.20━
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「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その2】」——————————————————————————–

こんにちは、FP EYE ファイナンシャルプランナーの澤田です。

前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

●前回のメルマガ
 「家計の管理は支出の管理から【住宅(ローン)編その1】」
 http://www.sawada-fp.com/mailma/20100331.html

今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

目先の返済額が一番少ない、変動金利を基準にローン返済をお考えなので、
金利が上がった場合はアウト、

この先できるだけ収入を今よりも増やす、支出を切り詰める、
さらに金利が上がらないことを願いながら返済を続けることになります。

 

試算結果を一緒に確認した上で、

「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

「もう契約を済ませちゃったので」
「不景気だからすぐに金利は上がらないでしょ」

 

と、案外楽観的で、購入する気持ちは変わらないようでした。

返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
ご夫婦とも、

「とにかく買いたいんです!」
という強い気持ちを持っている以上、

 

・購入後はできるだけ手元にお金を残すようにする
・奥様もできれば早い時期に仕事を探し、収入を得るようにする
・返済が苦しくなったら、まずは金融機関にリスケ(返済条件の緩和)のお願いをする

 

ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
これから何十年と続く返済期間の中で、上昇することもあると思います。

最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

「変動金利で返済しても大丈夫」

なケースの相談事例をご紹介します。

 

 

ではまた次回!

 

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前回は、今後のライフプランを考える上で大切になるのは、
現在、そしてこれからの家計の管理が必要だということ、

そして、
「家計の管理は支出の管理から」

ということをお伝えしました。

相談時には、
現在かかっている、またはこれからかかっていく
大きな支出を中心にお話を進めていきます。

各ご家庭によって必要になるお金は違いますが、特に、

住宅(ローン)・保険・教育費・退職後生活費

の4つは、それぞれ1,000万円以上のお金がかかる、大きな出費となります。

ところでこの4つのお金、大きく2つの種類に分けることができるのですが、
おわかりになりますか?

住宅(ローン)・保険は、返済方法や加入方法を工夫することによって、
家計の支出を抑えられるお金、

教育費・退職後生活費は、いずれは必要になるので少しずつ準備しなければいけないお金、

と分けることができます。

このうち、ご自身やご家族にこれから必要となるお金は何でしょうか?

今回からは、この4つのお金について、ひとつひとつ確認をしながら、
どのように準備・管理をしていけばよいかをお話したいと思います。

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【1.住宅(ローン)について】

購入時期は?どの沿線がいい?間取りは?頭金の額は?返済期間は?‥‥

住宅購入には考えることがたくさんありますが、
ほとんどの方が住宅ローンを組んで返済をしていくことになると思います。

もちろん、できるだけ負担が少ないほうが良いですが、

「今は無理なく払える額だけど、教育費がかかる時期になったら家計の収支はどうだろうか?」

など、先のことまで考えて購入することが大切となります。
今後の家計の推移もシミュレーションしながら、購入・ローン計画をたてていきたいですね。

住宅ローンの返済には、金利が大きく関わってくるのですが、
例えば、借入3,000万円・30年返済の全期間固定金利ローンの場合、
借入当初の金利が、3%→3.1%になっただけで、支払総額は約60万円変わってきます。

借入金利は低いほうが良いに決まっていますが、それでは、

固定金利と変動金利、どちらが良いと思いますか?

フラット35を扱う金融機関のうち、3月に一番扱いが多い金利は2.8%、
変動金利は、最近では金融機関によっては1%を切るところもあります。

固定金利は、
「世の中の金利が上がっても、金利は上げませんよ」
と、金利上昇のリスクを回避できます。

金利が上がらなかった場合、
「結果的には」低金利のメリットが受けられないことになります。

変動金利は、
「初めは低い金利で貸すけど、世の中の金利が上がったらその分多く払ってね」
と、借りる側が金利上昇のリスクをとる返済方法です。

金利が低いままならラッキー、
金利が上がった場合には、場合によっては「火の車」なんてことも考えられます。

でも途中で金利が変わる買い物って、住宅以外にあるでしょうか。
車をローンで買ったとしても、毎月の支払額は決まっていて、
途中で支払額が変わることは無いと思います。

だからといって固定金利が良いということではなく、
「考え方」を変えれば金利を選ぶ選択肢も広がってきます。

住宅を買う場合には、まずは金利・返済総額は固定金利で考え、

「本来の買い物の額はこれくらいなんだ」

ということを確認し、その後に、

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と考えたほうが良いと思うのですが、どう思いますか?

固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
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次回は、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

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前回は、住宅ローンについて、
固定がいい、変動がいい、ということではなく、
家族構成・収入・借入金額などの違いによって、
それぞれの家庭に合った返済方法があるというお話をしました。

 

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今回からは、固定・変動・ミックスなど色々な返済方法がありますが、
「こんな考え方もできるんですよ」
「こんな借り方をしてはいけません」

 

といったお話をしていきたいと思います。

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【1.住宅(ローン)について(その2)】

~今は返済できるからって‥‥~

 

以前、あるご夫婦から住宅購入について相談がありました。

 

約2,300万円の物件を購入希望というこのご夫婦、
すでに売買契約を済ませた後に相談の連絡が入りました。

どのように住宅ローンを組んでいけば良いか、
不動産業者の方以外にも話を聞いてみたいということで
連絡をいただいたようです。

 

ご主人の収入は月によって変わるらしく、
手取りで20~25万円くらいということです。

 

奥様は最近働いていた職場を辞め、間もなく出産予定とのことです。

 

詳しく話を聞いてみると、

・月々の返済が現在の家賃(7万円/月)とあまり変わらずに返済できること、

・少ない頭金(50万円)で購入ができること

・金利が低い今のうちに買うほうがおトクだと勧められたこと

 

が購入を決めた大きな理由だということです。

 

契約を済ませる前にご連絡をいただくのが一番良いのですが、
中にはこのような方もいらっしゃいます。

 

その当時の変動金利(優遇金利)は1.875%、借入金額2,250万円で
35年返済の場合、借入当初の月々の返済額は約7.3万円になります。

フラット35の場合、最低の金利が2.8%くらいだったので、
35年返済の場合、月々の返済額は約8.4万円となりました。

 

変動金利の場合、たしかに現在の家賃と同じくらいの金額で返済をしていけます。

 

ただ、奥様は仕事を辞め、収入は今までよりも少なくなりますし、
お子様も産まれるということで、今よりも出費は多くなりますよね。

 

また、ご主人が今の職場にあまり満足をしていないらしく、
新しい仕事先は決めていないが、転職を考えているということでした。

今よりも高い収入が得られれば良いのですが、
必ずしも条件が良い転職ができるとは限りません。

 

収入・支出の予定などをお聞きして、今後の家計をシミュレーションしたところ、
預貯金が少なかったこともあり、11年後には貯蓄残高がマイナスとなってしまいました。

 

しかもシミュレーションは、変動金利の金利がずっと変わらずに、
毎月の返済額が一定と仮定した場合の試算で、
金利が上がっていった場合にはさらにマイナスとなる時期が早くなります。

 

変動と固定の金利を組み合わせたミックス返済で試算をしましたが、
当然、変動金利で試算した場合より月々の返済額が多くなり、
家計の収支は良くなりませんでした。

 

このご家庭の場合、11年後に貯蓄残高がマイナスとなることが一番の問題ですが、

変動金利で計算した場合の当初の返済額が、
毎月返済できる金額の上限とほぼ同じ、ということが大きな問題です。

 

金利が上がった場合、家計に支払余力が少ないため当然返済が困難になりますよね。

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「できれば、今回は購入を見合わせたほうが良いと思うのですが。」

 

とお話をしたのですが、

 

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返済ができなくなった場合のこともお話をしたのですが、
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ということをお話しして、その日のお話は終わりました。

 

その後、ご夫婦から連絡はありませんが、おそらく購入をされたのだと思います。

 

幸い、これまでは金利が低いままでしたが、
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最終的にはご夫婦の意思を尊重することにしましたが、
はたして良かったのかどうか、今でもたまに考えてしまいます。

 

変動金利で返済を考える場合は、

「今返せる金額」ではなく、

「金利が上がった場合、住宅ローン以外の支出が増えた場合」
にも返済してける金額

 

も考えて、ローンの計画を立ててほしいと思います。

 

今回は、

「変動金利で返済をしてはいけない」ケース
(もっと言えば「買ってはいけない」ケース)

 

をご紹介しました。

 

 

次回は、今回とは逆に、

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ではまた次回!

 

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